うるせえよ、馬鹿野郎

航海士にして後悔士。子育てとか禁煙とか映画とか。つまるところ備忘録。

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英語分かんねぇけど英会話って楽しいよ

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仕事柄、英語で会話することが結構ある。

別に留学経験があるわけでもないし、TOEICなんて受けたこともない。英検は3級止まりだ。まぁ大学受験は失敗したものの高校まではそれなりに勉強したし模偏差値自体はそんなに低くなかった。とはいえせいぜい上の下くらいだけれど、まぁ10年以上前のことなのでほとんど頭から抜け落ちている。

しかしこれがとても楽しい。

文法なんて滅茶苦茶だし、単語の語彙も多くない。発音も別に良くは無いと思う。当然リスニングもできていない。どうしようもなければジェスチャーだって使う。そうすると案外何とかなってしまう。不思議なものだ。

相手がネイティブスピーカーじゃないのも理由かもしれない。僕の客の多くはフィリピン人、次いでインド人とロシア人である。外航の船乗りというのはこの辺の国の人がとても多い。ギリシャ人も多いが、僕の客の中にはいない。まぁ余談ではあるのだが。

知っている限りの単語とあやふやな文法にジェスチャー、そして頼りないリスニング力、これらが組み合わさるとどうなるのか?

とてもストレスのない会話になるのだ。

僕のつたない英語力は、結果として「言いたいことだけを言えて、相手の話も要点だけはわかる」という大変楽な人間関係を構築することに成功したのである。

相手の言ってることの大半はわからない。ただし、絶対に間違えてはいけないことは向こうも慎重に話してくるし、こちらもそれは同様だ。

そもそもビジネス上の大事なことは契約書に書いてあるのだから、僕がするのは現場レベルの簡単な確認事項だけなのだ。あとはせいぜい世間話くらいのものである。

職場の人間関係に少々うんざりしている僕にとってこういう会話はとても楽しい。言葉尻を捕まえて上げ足を取ったせず、要点だけを押さえた会話は全くのストレスフリーだ。あるいは僕が今少し英語ができたなら、この楽しさは無かったかもしれない。裏で悪口を言われてるかもしれないが、それは僕には通じないから楽しいのだ。

仕事以外で彼らが質問してくる内容の多くはマンガ、そして意外なことでも最近は無いのかもしれないが、ラーメンだ。

マンガは言わずもがなであるが、ラーメンだってもはや日本の誇るべき文化だ。荷物の積み下ろしの間にラーメンを食べに行く外国人船員は結構多い。彼らは港の近くの美味しいラーメン屋の情報に興味津々だ。教えてあげるととても喜ぶ。

そんなわけで僕はこの痛快な会話を守るために、今日も僕は英語の勉強は全くせずにラーメンとマンガの知識とため込むのだ。