うるせえよ、馬鹿野郎

航海士にして後悔士。子育てとか禁煙とか映画とか。つまるところ備忘録。

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にんにくの暴力装置 野毛・福田フライに行ってきたよ

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さて皆様は横浜といえばどこを想像されるだろうか?中華街、元町、みなとみらい、大いに結構。

街の雰囲気も大変宜しい。オシャレな横浜を満喫されるのもよかろう。

しかしだ。僕としては横浜観光する上で是非行ってもらいたい街がある。

野毛である。戦後の闇市をルーツしたこの街は港町・横浜のカオスな部分を体現している。

野毛の最寄駅は3つ。JR、地下鉄の桜木町駅。そして京急日ノ出町駅だ。

野毛の雰囲気を満喫したいなら是非とも京急を選択してほしい。

この日ノ出町駅、改札を出てすぐパチンコ屋がある。そして野毛に向かう途中で真っ先に目に入るのはストリップ小屋、そしてポルノ映画館だ。さらに進めば場外馬券売場がある。

完全にダメな大人の街だ。この手の施設に興味がなくても「ちょっと悪いことしに来た」雰囲気を楽しんでいただきたい。街の雰囲気に酔うのも一興だ。

そしてその野毛語る上ではずせないのが福田フライである。

野毛に立ち飲み屋は数多あるが、おそらくここがベストだ。繰り返すがベストである。異論は好きにすれば良い。ただ僕は絶対譲る気はない。

この福田フライ、食べログの評価は3.5前後。まぁ美味い店につく評価ではある。多くの店の場合、料理以外にも店の雰囲気や接客に対する評価も含まれている。しかしこの福田フライ、雰囲気や接客を評価する人はほとんどいない。接客に対しては露骨に不快感を示す方もいるのだ。

つまり単純に料理のみを評価しての3.5。なかなか凄いことだと思う。ここでしか食べられない。その独自性のみがこの店の評価をここまでのものにしているのだ。

そう、ここでしか食べられない。この店の評価はこれに尽きる。店は汚く、暖簾すらない。看板にはただ「フライ屋」とだけ書いてある。大将と店員の態度は無愛想を超えて横柄ですらある。それでも店は満員だ。それらに目を瞑ってでも食べたくなる。

名前の通りフライ屋である。刺身や和え物多少あるが、メニューの骨子は揚げ物である。串カツ屋ほど上品ではない。変わったものといえばたまに入荷するクジラのフライくらいのものである。おそらく素材もそれほどいいものではない。でも美味い。美味いのだ。何がそんなに美味いのか?それはソースである。

この店ではフライを注文する際、ソースの種類が選べる。「辛いの」と「普通」。「普通」は普通のウスターソースだ。そしてもうひとつ、この「辛いの」がたまらない。ニンニクと唐辛子を大量に使ったソースの旨味は他では出会えない唯一無二の味だ。フライにかけたならそれはジャンクフードの極地ともいうべき、いい意味での「雑な旨さ」だ。癖のある味なので苦手な人は苦手かもしれない。しかし普通のソースを選んでも十分美味い。どういうわけか妙にガリガリした衣は駄菓子的な旨さだ。

スパイシーなソースと聞くと肉系のフライを選んでしまいがちだが、実は野菜系のフライのほうが合うのが不思議なところだ。甘味のある素材のほうがソースの個性を引き出すようだ。僕のおすすめはカボチャ、ポテト、なす、そして玉子だ。特にカボチャはペラッペラのカボチャのフライが200円という詐欺みたいな価格であるにも関わらず、つい追加で頼んでしまう。写真をお見せ出来ないのがとても残念だが、本当に見た目はぼったくりみたいなサイズである。カボチャの甘味とソースの辛さが絶妙にマッチして本当に旨い。びっくりするくらい酒のすすむ、素晴らしい店だ。

とはいえ、福田フライに行くにはいくつか注意点がある。

まず写真を撮ってはいけない。単純にマナーの問題だが、見つかるとすごく怒られる。食べログに写真を載せている人も結構いるみたいだが多分みんな怒られている。

そして当然ではあるが匂いだ。いわばニンニクを丸かじりしているような味なので、当然匂いは強烈だ。腹いっぱい食べたなら二日は人に会えないと思ったほうがいい。ほんとに信じられないくらい匂いが残る。酒を飲んだら尚更だ。

そんなわけで僕は数日程、娘が近くに寄ってこないのである。