うるせえよ、馬鹿野郎

航海士にして後悔士。子育てとか禁煙とか映画とか。つまるところ備忘録。

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嫁のカレーが不味いという不幸

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僕はカレーが好きだ。

とにかくカレーが好きなのだ。

インドとか日本とかタイとかマレーシアとか関係なく、カレーと名のつく食べ物が大好きだ。

スパイスの辛さが好きで、野菜の甘みが好きで、肉や魚介の旨味が好きなのだ。

ご飯でもパンでも麺でも、当然ナンにつけたって美味いに決まっている。

例えばフルーツを入れたって、あるいは多少癖のある肉を入れたところでカレー味ならなんとかしてくれる。圧倒的なカレー信者だ。

僕が前職に海自を選んだ理由だって半分はカレーに対する愛からである。まぁ結果は期待しすぎだったけれど。美味いとこのは美味いと言っておこう。

食の中心にカレーを置いている僕だが、なんだかんだで家で作るカレーが最高だと思っている。

各家庭ごとの具材、そして隠し味。同じメーカーのものなのにひとつとして同じものは存在しない。

それが家カレーの醍醐味だ。

しかしだ。

とても、

とても残念なことに。うちの嫁のカレーは不味い。誤解のないように言っておくと、いわゆるメシマズではないのだ。彼女は調理師だし、保育園の給食を作っていた。基本的には美味しいご飯を作ってくれる。素敵な奥さんだと言える。

しかしながら、カレーに対する理解が絶望的に乏しいのだ。とても、とても残念なことである。

僕が思うに、カレーとは挑戦だ。新たなスパイス、新たな具材、そして新たな隠し味が数多のカレーファンによって日夜研究されまさに日進月歩である。

ルーを混ぜ、出汁を変え、トッピングを模索する。それはある種の冒険といってもいいだろう。

そして我が妻には冒険心が決定的に足りないのだ。

箱裏のレシピを守ることに腐心し、塩分の取りすぎを恐れて作られたそれは圧倒的に薄い。

そして最近は我が家の小さな暴君に配慮してかバッチリ甘口のそれは、僕の求めるものではないのだ。

僕は求めるのは熱く、燃えるようなカレーだ。

辛さで痺れ、スパイスの薫りに酔うことこそ我が幸福である。

故に僕はカレーの時だけはキッチンを譲らない。勿論、普段の彼女にはとてもとても感謝している。だが譲れないものというのはどうしたって存在するのだ。