うるせえよ、馬鹿野郎

航海士にして後悔士。子育てとか禁煙とか映画とか。つまるところ備忘録。

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そろそろヘアトニックに対する愛を語ろうか

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いつのまにかおっさんに片足を突っ込んでいる。気づいたら三十路も半ばになっている。困ったものである。困ったところで若返るわけではないので粛々とおっさんになる準備をしなければならない。

 

というわけでヘアトニックである。僕はおっさんといえば無条件にヘアトニックを連想する。いわゆる床屋さんの匂いだ。最近は色々薬効あるものが売ってるらしいが、今回は昔ながらのものについてだ。

近頃はメンズコスメも色々な種類がある。化粧水も乳液もかなり種類が増えてきているが、そんな中あまり見かけなくなってきたものがヘアトニックだ。

 

そもそもヘアトニックとはなんなのか?調べてみると「ふけ、かゆみの防止。頭皮に爽快感を与える」ことが主な目的らしい。成分は主に水とエタノール、そして香料だ。申し訳程度に育毛成分も入れてあるらしい。あるいは保湿効果があるとも書いてある。要するに「頭がスーッとして気持ちいい」がメインで、それでは消毒液でも一緒だから気持ち色々入れておいたものだ。成る程見かけなくなるわけである。だって必要ないもの。

とはいえ僕はヘアトニックを愛用するのだ。ただ「おっさんはヘアトニックを使うもの」という刷り込みによって、毎晩ヘアトニックを頭に振りかける。一心不乱にかけ続け、頭をワシャワシャとマッサージする。エタノールが揮発して訪れる爽快感、そして香料の香り。いつしかヘアトニックに魅了された一人のおっさんが誕生する。

 

なぜ僕はヘアトニックに惹かれるのか?大した薬効もない、自己満足の塊のような化粧品である。しかし僕はそこに魅力があると思っている。中身の無い自分を精一杯取り繕う、その精神性に僕は惹かれるのだ。凝ったデザインの瓶や、視覚的に爽快感を与えようと着色された毒々しい寒色系の色も、また香料も全ては自身の乏しい効果を増幅させるための努力だ。素晴らしいじゃないか。「自分らしく」とか「ありのままの自分」とかうんざりするようなお題目が唱えられる昨今、「出来ることで最大限誤魔化す」というスタンスは好感を覚える。生きていけば弱音ばかり吐いてはいられないのだ。ガラス瓶の美しさ。鮮やかな色。爽やかな香りが揃ってヘアトニックの価値は完成するのだ。実際の効果は乏しかろうと、確かな所有感をもたらしてくれる。まぁ最近はガラス瓶じゃなくてペットボトル化してしまったものもあるので残念だが。

 

戦う男の化粧品、それがヘアトニックだと僕は思うのだ。

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